試合は、初回に連投の疲労を感じる春日部共栄のエース村田を捉えた桐蔭学園がビックイニングを作ったものの、直ぐに同点に追いつき5回を終えて「6-6」の接戦。6回表、この大会でブレイクしたキャプテン「森敬斗」の本塁打で突き放した桐蔭学園が押し切った。
この日も「3失策」で、準決勝の習志野戦に続いて不安定な守備が出るものの、水物と言われる打撃は常に勝負強く、勢いそのままに優勝した印象が強い。森敬斗は時に失策はするものの、肩は強く、守備も華麗で、決定的な場面で長打を放っており、この大会で確実に自信を付けていることが表情からもよくわかる。特に、内角を強打で引っ張った時の飛距離が凄い。
チームとしては、投手陣に強力なエースがいるわけではないが、各投手が大崩れすることなく継投で凌いでおり、打撃戦になった際にも相手の勢いを持続させない絶妙な投手陣のバランスがよい。
桐蔭学園のメンバーだが、各地域のリトルリーグ出身者でしっかり構成されている。スポーツニュースでは「古豪」や「復活」という言葉が多く使われているが、神奈川の各チームからすれば桐蔭学園は今も昔も強豪校。明治神宮大会でも神奈川の代表として上位進出してもらいたい。
桐蔭学園メンバーの出身(関東大会決勝出場メンバー)
- 馬場 愛己 (埼玉・狭山西武ボーイズ)
- 冨田 健悟 (東京・新宿リトルシニア)
- 森 敬斗 (静岡・島田ボーイズ)
- 上川 航平 (神奈川・藤沢リトルシニア)
- 山崎 駿 (東京・瑞穂リトルシニア)
- 神田 一汰 (埼玉・狭山西武ボーイズ)
- 川久保 瞭太 (東京・八王子ボーイズ)
- 清水 聖 (神奈川・桐蔭学園中)
- 山本 慎太朗 (愛知・尾張ボーイズ)
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