左腕・松本の好投で横浜がベスト4進出

2019年4月21日日曜日

2019

t f B! P L
神奈川県春季高校野球2019(横浜2-0弥栄 / 保土ヶ谷球場)

準々決勝の残り2試合が行われた春季神奈川大会。横浜は弥栄の好投手河野を打ちあぐねるも、松本が相手打線を1安打に抑える快投で「2-0」で勝利。ベスト4進出と、夏の第一シードを獲得した。




❚ 先発松本は8回までノーヒットピッチング
選抜にも出場した左腕の松本は前半は三振が多く、後半は打たせて取るピッチングで8回裏まで安打を許さず、最終的には8回を1安打無失点で抑えた。四死球でピンチを作る場面もあるが、その後は三振やダブルプレーで凌ぐ落ちついたピッチングで、昨秋以降では最も安定したピッチングを披露。低めに決まるストレートは威力十分。抜いた感じのスライダーも効果的で的を絞らせない。1ヒットを除いて捉えられた打球はほぼなく、エースナンバーの木下と共に経験を積んで成長を感じられる。


❚ 来週を見越して木下と及川を調整登板
9回からは木下が登場。相変わらず安定した投球で2人を落ち着いて抑えると、及川が春季大会初登板で最後のバッターを三振に打ち取った。及川登場に球場は大きく盛り上がり、スライダーとストレートの組み合わせでフルカウントまで粘られるも三振でしっかり締めたことで来週の準決勝へ期待が持てる。


(9回から登板した木下)

(春季初登板となった及川)


❚ 度会の3試合連続本塁打も打線は繋がらず
8安打したものの、鋭い当たりのヒットは数えるほどで、一発で仕留めた度会の本塁打が貴重な追加点となった。弥栄の河野投手はテンポがよく、スライダーのコントロールが抜群で追い込まれると三振か詰まったフライに打ち取られる展開。ライナー性のあたりはことごとく野手の正面を突く不運も感じるが、ゴロのアウトが思いだせないほど少なく(ほぼなかったはず)、これが締まった試合を作った要因になった。準決勝以降は投手レベルはさらにあがり、ワンチャンスをものにしたほうが勝つ試合が続くので来週に向けて課題調整してほしい。なお、打順を入れ替え、再び「内海」が4番に戻った。




来週は関東大会の出場をかけた準決勝。
ところで、弥栄高校の監督はシートノックが抜群に上手く、観ていて楽しい。


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