【所感】　横浜 vs 星槎国際湘南（2021年春季神奈川大会）

横浜 10-0 星槎国際湘南

接戦を予想していたが主導権を握った横浜が5回コールドで完勝。

地区大会も含めて一番強い勝ち方。

先発は宮田投手。

実戦を観たのは一昨年の湖西ベースボールフェスタ以来だが数字以上に安心してみていられる投手。

1安打無四球の零封。

すぐに追い込むので、打者が厳しいボールを引っ掛けるシーンが多い。

また、打球判断が抜群で、的確に野手へ指示を出している。

大崩れする印象がないので現在のエースは宮田投手で間違いない。

打線はチャンスで打つべき選手が結果を残した。

宮田投手の先制打は鮮やかで打席での雰囲気もある。

試合をほぼ決めたのが岸本選手の満塁本塁打。

カウントを取りに来た初球を見逃さず、逆風の右翼に叩き込んだ。

その他の打席も逆方向へのヒット性のあたりが2本。

チャンスでの期待値は圧倒的に高い。

玉城選手、金井選手、立花選手の中学日本代表が名を連ねた上位打線もしっかり打点を上げた。

特に金井選手の三塁打は芸術的でセンスの高さを改めて感じた。

守備陣は完璧。

ショート緒方選手は噂以上。

シートノックから軽快さが際立っており、試合中も常に安定。

ショートに飛ぶと危なげなく全部アウトになる印象。

打撃も結果が出ており、中日の根尾選手や相模の大塚主将のような存在になれる可能性も。

来週は準々決勝。

この先も強豪校との対戦が続く。