【所感】横浜 vs 足柄(2021年夏季大会)

2021年7月13日火曜日

2021

t f B! P L

 2021年7月13日(火)相模原球場

高校野球 夏季神奈川大会

横浜(31-0)足柄


夏の初戦を26安打31得点の大差で圧勝。投手陣も2安打無四球で零封。期待の1年生も台頭しており強さが際立つ結果でした。


村田監督の会見どおり、大振りする打席は少なく(多少はありました)、単打狙いの延長で本塁打も出た印象です。打線が繋がりすぎたので、犠打などの揺さぶりを見ることはできませんでした。塁が埋まっていない場合は積極的に盗塁して機動力は健在です。


春季大会からパンチ力が垣間見れた「笹田選手」が2本塁打。下位打線でパワータイプがいるのは心強く、現時点では6番を打ち、本日も弾丸ライナーの本塁打を放った「岸本選手」からの流れは破壊力を感じます。上位校との対戦でもこの勢いが保てれば春とは違う結果が期待できそうです。


投手陣は「田高投手」が先発して、相変わらずコントロールが良いので大崩れするイメージはありません。高めに浮いた直球をはじき返されるシーンがあるものの、三振も取れる投手なので現時点で安定性はナンバーワン。コントロールに不安があった「佐竹投手」と「金井投手」が各々1回ずつ登板して、両投手とも無難に抑えました。金井投手は無四球2奪三振。ストレートは130キロ後半だったとのことですが、完全に抜けた投球はありませんでした。


大量得点の背景もあり、「小野勝利選手」と「山崎選手」が代打で登場して球場を沸かせました。小野選手は初打席初球を本塁打という鮮烈なデビューで、第二打席も右中間にタイムリー。一番練習をする、と村田監督から評価されており、滑り込みの登録「20番」だったが、数年前の度会選手のようなスーパー1年生の活躍が期待できる。190cmを超える長身の山崎選手は四球だったが、打席での雰囲気十分。緒方選手は1番ショートで先発出場して好守で大活躍でした。


2回戦ということは差し引いたとしても、仕上げてきた感が非常に強かったです。シートノックも締まっており、なんとなく昔の横浜高校のようなオーラを感じました。


気になるのは「安達主将」が先発を外れており、代打出場もなかったこと。代役の笹田選手が大活躍していたとはいえ、安達選手の存在感は圧倒的に大きいため大きな怪我でないことを願います。




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