【所感】横浜 vs 県商工(2021夏季大会)

2021年7月18日日曜日

2021

t f B! P L

2021年7月17日(土)@保土ヶ谷

横浜(12-0)県商工


横浜高校は初戦に続いて打線が繋がり5回コールドにて勝ち上がりました。これで、初戦から「8回」連続の毎回得点か継続されています。


先発はエースナンバーの山田投手。ストレートは「137km」ほどの計測とのこと。序盤はボール先行しストレートをコンパクトに打ち返されるシーンもありましたが、3回あたりから空振りを取れるようになり無難な投球。


5回に公式戦デビューした杉山投手は本格派左腕。ストレートは「134km」ほどとのことでしたが、重みを感じる球筋に感じました。先頭バッターに単打を許すも、その後のバッターは3者連続の空振り三振でインパクトあるお披露目となりました。身長が高く、フォームが安定しているので秋以降は主力になる雰囲気があります。


守備はノーエラーが継続中で外野の守備も安定。シートノックの状態も良く見えます。


攻撃陣はしっかりとタイムリーが出ます。変則ピッチャー相手でも、カウントに応じて打ち方を変えているので逆方向へタイムリーが出ます。玉城選手、山田選手、金井選手の美しい逆方向へのタイムリーが効果的でした。意表を突いた増田選手のバント安打など、以前の横浜らしい多様性も感じます。


走塁は積極的です。常に盗塁を狙うのでバッテリーが警戒して投球に集中できない雰囲気を序盤から作ります。守備ももたつきに乗じて三進した緒方選手。捕手から投手への返球の動作が遅いことを察知した宮田選手がディレイド気味に盗塁し、悪送球の間に立花選手が本塁へ突入する抜け目のない攻撃も意識の高さが伺えます。


打線はどこからでも得点が奪える状態です。この2試合では4番の立花選手が確実に打点を上げています。大振りせず得点を狙うので簡単には抑えることができません。下位打線では笹田選手は好調を維持しており、レフト方面へのパンチ力は強烈です。上位対戦でもキーマンになるかもしれません。


衝撃のデビューを飾った小野勝利選手は代打で登場。ショートゴロに倒れますが、2ストライクに追い込まれる後は、しっかりとミートに徹する姿勢が見えます。試合前の練習も最後まで素振りをしておりグランドでの雰囲気が抜群に良い選手で、既に登場時の歓声は一番大きいかもしれません。


良いニュースは代打で安達主将が登場したことです。ライトフライに倒れますが、ウォーミングアップには参加しており、打撃を見る限り大きな負傷をしているようには感じられません。以降の大一番では存在が欠かせないので次戦以降も少しずつでも出場して欲しいものです。


世田谷西出身の中藤選手、天才八木田選手も試合の後半に登場しました。おそらく、これで全ての選手が試合には出場したと思います。村田監督は意識的に全員で野球をしている感じがします。いつの間にか、選手層が厚いチームに仕上がっていると思います。


次戦は予想通り鎌倉学園との対戦となりました。贔屓の高校同士の対戦は心苦しいですが、鎌倉学園はよい右腕が3枚いますので、ここまでのようには行かないと思います。試合間隔やこれまでの流れからすると宮田選手が先発する可能性が高いと思います。良い試合を楽しみにしています。





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