2023年4月22日(土)相模原
春季神奈川大会
横浜(3-0)桐蔭学園
毎週続く強豪校との試合。今週は桐蔭学園。火曜日の桐光学園戦とは違い投手戦になり、終盤に小刻みに加点した横浜の勝利。試合が終わる度に評価が変わるチームだが、現チームの「らしさ」が出た。攻撃面では、相変わらず技巧派に手こずるものの、対応力のある緒方がこの手の試合では結果を出すのも恒例。杉山の状態が万全でなくとも抑え込めることを改めて感じた。辛勝というより、普段通りの勝利。
杉山は体調不良だったという話もあり、影響は分からないが直球の勢いは桐光戦と比較するとやや弱めな印象。申告敬遠以外は無四死球の9奪三振。ランナーを出しても最後はしっかり抑えて凌ぎ続けた。高めの直球が抜けることや、2塁への牽制が外れて進塁を許すシーンもあったが、直ぐに立て直すので得点される気配はなし。この後の上位対決でも3点以上取るのは中々難しいはず。完封させると思いきや、鈴木に継投。公式戦は久しぶりだが体の線も太くなり、直球のキレはまずまず。攻守にも助けられしっかりと零封。杉山以外を少ないイニングでも試せたのは大きい。奥村と青木も少しだけ投球練習していたが、次戦は状況次第では奥村のデビューもあるか期待。
攻撃面は、色々と心配な面もあるが課題把握もできた。エンドラン失敗や犠打失敗は練習しなおせば問題なし。桐蔭の長濱投手は速球に強いとみられる横浜に対して緩急で見事に攻め続け、要所で三振もしっかりとれる。ライオンズジュニア出身なのでエリート。特に100キロに満たないであろう変化球に的を絞れないシーンが多かった。右打者2名、緒方と椎木はしっかり対応できていたのが得点できた要因に思える。膠着状態の6回裏に緒方の本塁打で先制。7回は犠打失敗で重苦しい雰囲気の中、上田のタイムリーにエラーも絡んで2得点。この試合展開であれば十分な3得点。ちなみに、守備固めでの出場が多い「青木 宏樹」はバッティングは悪くなく鉾丸的な存在として貴重な存在。金刺はまだ結果が出ていないが最終打席のライトライナーは悪くなく、それよりも桐光戦に続いて守備でチームを助けている。
本塁打を量産している桐蔭の中野は相当に警戒されていた。申告敬遠の後、最終打席では鋭いセンター前を放ち意地を見せる。体格が出来上がっており右のスラッガータイプでは神奈川トップクラス。
来週は相洋が相手に決定。好投手が多く、同日の試合で大谷投手が10奪三振完封。昨秋からさらに成長している印象。守備も安定。杉山以外の先発はあるのか。
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