秋季神奈川大会2回戦
横浜(13-0)金沢
県大会初戦、公立では毎年ベスト32位のチームを作る金沢相手に快勝。ホームの長浜球場で行われたので、内野は満席で外野の室内練習場前を解放する賑わい。新チームの注目度が伺える。
登録メンバーは地区大会をベースも序列は一部変更あり。奥村頼人が1番復帰、織田は10番、今村が9番、小柳が14番、片山18番で期待度を感じる、若杉21番、太田が25番。為永はコンディション不良想定。ここ数年みた中でも最上位レベルのシートノックから始まり、この数週間でガラリと変わった感あり。スタメンは、阿部葉太がセンター復帰、奥村凌大も問題なく、4番に野中、サードには今村。
奥村頼人が5回を投げ切る。この点差だと、5回ないしは2死から他投手を登板させることが多いが、最後まで投げ切らせたので、村田監督の強い意志を感じる。4安打無四球7奪三振。それなりにミートしてくるので外野の頭を越される飛球もあり。ただ、無四球なのが奥村には大きな結果で、散発なので一切不安になるシーンがない。不運な失策ランナーも直後にお家芸の牽制死でリセット。牽制の際の間がとにかく絶妙。杉山より上手い気もする。直球中心で押し込むが変化球はやや狙われていた印象。ボール球が浮くシーンはほぼゼロで際どい低めがボール判定なので制球も安定。私学4強以外で打たれる気は正直しない。
1回表:三ゴ、二失、牽制死、右安、空三振①
2回表:空三振②、左2、中飛、空三振③
3回表:空三振④、二ゴ、遊ゴ
4回表:遊ゴ、右安走塁死、空三振⑤
5回表:左安、三ゴ(併殺崩)、見三振⑥、空三振⑦
守備は地区大会の時よりも安定感は増している。初回に奥村凌大が珍しく落球したが、難しい位置で太陽光も遮ったか。4回にライトの飛球は出だしが良ければ捕球できていたので惜しいところ。ただ、絶妙な中継で捕殺。5回の併殺崩れは今村と小柳の連携なので実戦を積めば問題なさそう。送球逸れたがタイミングはアウト。池田は言うことなし。2回の守備機会だが完璧な送球で美しい。阿部葉太は確実にセンターが似合う。2回の飛球もポテンヒットになりそうだが、一歩目が早いので余裕で捕球。為永の代役でサード出場した今村はユーリティティでどこでもできそう。野中と共に声を出し続け同級生の奥村頼人をひたすら盛り上げる。奥村にボールを渡す際、手かユニフォームで丁寧にボールを磨くのが好印象。体つきも大きくなり奥村凌大と同様に村田監督は重宝するタイプ。
打線は言うことなし。アウトになった打撃も内容が良いものが多く、低く鋭い打球ばかり。得点圏でほぼタイムリーが出る。肝になるシーンで奥村頼人が結果を出すのは変わらず。集中力が凄い。新戦力の三島は全打席で結果を出し、2回のスリーベースは強烈。ロマン砲の山本はコンパクトなスイングに修正しており、同じく全打席で結果を出す。野中はもはやオーラすら感じる貫禄で主軸に定着しそう。阿部葉太もヒットは打っているが絶好調とは行かず、寧ろ最後のセンターライナーこそ阿部らしい打撃だった。4回裏に代打で登場した戸塚シニア出身の太田、恵まれた体系で雰囲気ある左打ち。隠し玉感が凄い。
犠打をするシーンもなく打ち勝つ野球とエースが直球で押し切った感じの強い勝ち方。地区大会よりもクオリティは確実に高い。再来週の相洋戦(想定)も同じレベルで戦えると関東や神宮でも結果を出せるポテンシャルを感じる。為永は準決勝までに戻ってきて欲しいが、小野がスタメンを外れているのは気になるところ。三島や山本が結果を出しているだけに、激しいレギュラー争いは続く。
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