【24秋】横浜(7-0)柏木学園

2024年9月17日火曜日

2024

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2024年9月13日(土)保土ケ谷

秋季神奈川大会3回戦

横浜(7-0)柏木学園


公式球場で新チームお披露目となった3回戦は、内野スタンドはほぼ満員。最近は夏の大会で4回戦位まで勝ち上がってくる柏木学園に結果は7回コールドだが、実質は「5-0」位の内容で横浜の勝利。投手が四死球で崩れず、守備が安定していると個々の力に差があったとしても好勝負に持ち込める典型的な試合。


柏木学園のエースはスリークォーター気味で緩急を付けて投げ込んでくるタイプ。コントロールが良いので横浜のバッターは打ちに行くが、微妙にシュート気味(?)に動いている感のあるボールを芯で捉えることができずゴロアウトを繰り返す。内野も慌てず処理するので淡々と試合が進む。初球だけ多少甘く入ってくるのだが、池田は初球から狙っており結果3安打。コースに逆らわずこの打撃なら率が残りそうな状態。阿部葉太のセンターフェンスダイレクトのスリーベース直後に奥村凌大の犠牲フライで先制。その後も、阿部葉太の打球が跳ねてタイムリーになり前半は2-0という僅差で終える。6回は連打でチャンスを作ると池田がレフトの頭を超える走者一掃スリーベースで突き放す。レフトの守備位置が少し前進気味だったのだが、池田がそれを見越して逆方向に強振したようにも感じる。全国クラスだと定位置で守り犠牲フライの1点だったと思うが確実に1点を取る打撃。直後にサードで先発の今村が会心の右中間2ベースで加点し、ここでほぼ勝負ありという感じ。この日のヒットのなかで一番鋭く欲しい時に結果を残しており存在感を感じる。しかも好走塁で2塁に到達。コールドを決めた7回は駒橋の打球がイレギュラーとなり不運な感じでゲームセット。点差程の完勝ではないが、両チームがミスなく試合進行しても、地力に差があると些細なプレーで一気にコールドになる。


打撃では、先述した池田、今村、そして打球速度の速いヒットを打った三島は好調。野中は安定。阿部も絶好調ではないが、それでも1本は出る感じ。他の選手もそれなりにヒットは出ているので打撃力で好不調に悩む印象はない。スラッガータイプの駒橋がキッチリ犠打を決めていたのは横浜らしい。代打で登場した為永も鋭いセンターライナー。


投手陣は、継投で無失点。山脇は完璧な立ち上がりで全体的にコントロールは良く、2つ出した四球も絶妙なコースを攻めてのもので無駄に荒れてはいない。寧ろ3回までに奪三振が5~6程度で要所で空振りが取れていた。前田は交代直後に被安打となることが多いので僅差の救援の際は少し心配な印象が残った。高浦も良い投げっぷり。安定感では山脇に劣るが直球は魅力的。左腕の登板はなし。3連休なので練習試合に向けて温存していたと想定。コンディション不良が心配される織田は試合前の練習ではそれなりの力感で投げていたので問題なさそう。小野は投げていないので何かしらの原因はありそう。次戦は片山の先発もあるか。


結果に残るエラーは無いが、併殺を狙った野選、挟殺プレーの落球、投手返球など、甲子園で関東一高や京都国際、あとは相模のハイレベルな守備を見ていると、まだ差を感じる状態ではある。


為永と小野の状態は気になるが、打球処理で負傷した山本正太郎の具合が最も気になるところ。直後の様子を見る限り早期復帰は難しいと思われるが、待望のスラッガーだけに来春に向けて大事に戻ってきて欲しい。





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