香川県招待試合:横浜は4連勝で課題と収穫も多く

2019年6月9日日曜日

2019

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香川県にて開催された招待試合は、横浜が4連勝。大味な試合も多く、課題も散見されたもの勝ち切った結果は大きい。


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第一試合 ●香川西 3-9 横浜〇

第二試合 ●尽誠学園 0-14 横浜〇

第三試合 ●高松商 9-16 横浜〇

第四試合 ●藤井 6-8 横浜〇 (8回時間切れコールド)
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❚ 及川は順調に仕上がり途上
2日連続で好投したのは及川のみ。四球絡みの被弾後も連続三振で切り抜けメンタルは強化されている印象。投球フォーム改造により150キロ超の速球は出ないと本人が意識している点が成長を感じる。高速スライダーが本来のキレに戻れば安定性も増して勝てる投手に仕上げるだろう。特に高松商戦のロングリリーフは安定感抜群。先日の専大松戸との練習試合といい、中盤からのロングリリーフのほうが精神的に試合に入りやすい印象を感じる。春季の桐光学園戦もしかり。


❚ スクランブルに弱い投手陣の課題
安定性が売りの木下がノックアウトされたことは意外だったが、急遽連投で登板となった松本はコントロールが定まらなかった。疲れというよりも、メンタル面を強化したいところ。藤井戦に先発した金井も四球や死球により安定さを失った。黒須は連日登板となったが、経験もあり流れを断ち切る重要な存在。全員がある程度順調であれば、この投手陣は全国一の戦力なので、夏までに調子を整えたい。


❚ 守備が最重要課題
失策が多い。記録に残らないエラー気味のプレーも散見された。特に内野の守備は不安定なためピッチャーのリズムを崩さないように横浜らしいクオリティ高い守備を残り1か月で整えたい。


❚ 攻撃面は好調
高松商戦は9点ビハインドを逆転勝利。全国レベル相手に逆転した結果は大きい。ビックイニングを作れるようになっている打線は、1年生の安達や、2年生の俊足鬼頭などがチャンスで結果を残している。中軸は本塁打でも得点できる状態に仕上がっており、あとは津田と富田に確実性と長打を期待できれば、打撃戦にも対応できる。及川はピッチングの復調と共に打撃が好調。チャンスで本塁打を含む長打を期待できるため、6番や7番の打順に据えると相手にとっては脅威に。


選手権大会の組み合わせも決定。
横浜の山には、法政二、平塚学園、星槎国際湘南などの強豪がひしめく。準決勝での対戦が想定される東海大相模戦まで、過密スケジュールを豊富な投手陣で切り抜けてゆきたい。

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