2021年4月25日@保土ヶ谷球場
横浜 14-4 相洋
横浜は1回の裏に四球で出塁した安達主将を、玉城選手のタイムリーで先制すると、その後は四球も絡みランナーが溜まり、下位打線の連続タイムリーなど一気に7得点。
攻撃は2回を除き毎回得点となり、チャンスを作るとほぼ確実に加点する決定力の強さが目立った。4番の立花選手が大振りせずに繋ぐバッティングで3安打。岸本選手のバント安打や、緒方選手は全打席四球で出塁など、攻撃の圧が最後まで強かった。
先発した佐竹投手は、横浜高校らしい柔らかく小さなテイクバックから速球を投げ込む長身左腕。球のキレはよいもののストレートが高めに浮きカウントを悪くし、甘く入ったストレートを狙われる悪循環で4失点。素質を感じるだけに更に経験を積みたいところ。
救援した田高投手はスクランブル登板となったため登板直後はボールが荒れていたが、最終的には無四球1安打で攻撃の勢いを完全に止めた。大型右腕でコンスタントに三振が取れる貴重なタイプ。体格が良く、この日は強烈な2安打で攻撃にも大きく貢献した。
準々決勝を全て観戦したが、総合力では東海大相模が少しリードしており、特に控え投手の層は厚い。横浜は現時点で攻撃力はリードしており、宮田投手のような安定した試合運びになるとある程度は点を取ってくれる期待が持てる。先発の投手力では桐光学園の中嶋投手と針谷投手の二枚看板が強烈。ストレート中心で技巧派ではないが、わかっていたも空振りするストレートを両名とも持っている。
横浜は先発投手の起用が固定できていない。エースの金井投手は試合前の練習を見る限りまだ復調途上という印象。超強烈な補強となった1年生の中からも期待の投手が出てくる可能性もある。
準決勝は桐光学園戦。
ここ2試合は負けている相手だけに接戦が予想される。
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