2021年5月3日
春季神奈川大会準決勝@横浜スタジアム
横浜 1-8 桐光学園
横浜は金井投手が今大会初先発するも、制球が定まらず初回から苦しい展開。四死球5に加えて、暴投が数球と牽制球もワンバウンドするなど昨秋の東海大相模戦と似たような展開でノックアウト。
関東大会を確実に狙う場合、安定感のある宮田投手を先発させる選択肢もあったが、試合後のコメントで村田監督が発言していた「エースが投げないと夏は勝てない」の通り、金井投手の奮起と経験を優先させたと思われます。被安打は「1」で、空振り三振も「3」と、金井投手らしさも垣間見れたので、最後に夏に向けて期待したいところです。
救援した山田投手は粘りの投球で中盤を無得点で試合を安定させました。失策絡みで失点しましたが、桐光学園相手でも試合を作れることが分かりました。最後に登場した田高投手は、常にピンチで登板しますが、コントロールが良いので今回もしっかり打ち取っています。
横浜らしくない攻撃や守備が目についた印象はありますが、桐光学園が地力で上回っていたと思います。先発の中嶋投手は、右腕では神奈川No.1で全国クラスといっても過言ではなく、力強い速球に完全に打ち負けていました。そして、死球はあったものの四球は出していません。安定感があり、あの速球ではなかなか打ち崩すのは難しいと感じます。さらに、針谷投手が控えているわけで、二枚看板が機能すると東海大相模にも勝てる可能性があるかもしれません。
それと、桐光学園は守備位置が絶妙です。打者ごとにシフトを微妙に変えており、横浜の少ないチャンスも確実に潰していました。シートノックの返球も非常にコントロールがよく、守備のクオリティは桐光学園が確実に上だと感じました。1つ前の試合の東海大相模より堅い気もします。今回の関東大会は上位まで行くポテンシャル十分です。
横浜高校は再出発となりますが、ベンチ入りしている杉山投手や鈴木投手は、試合前の練習をみているだけでも雰囲気を感じました。ポテンシャル高い1年生も含めて、2か月後の夏の予選で奮起を期待しています。
金井投手の復活は夏の大会まで間に合いそうですか?
返信削除記事を見る限りだと、厳しそうですが…
また夏の大会までの2ケ月間で相模、桐光との差は縮まりますか?
コメントありがとうございます。
返信削除金井投手は、残り2か月で調整してくると思います。(期待も込めてですが)
スライダーとチェンジアップはカウントも空振りも取れますので文句なし。
ストレートも、力感が無い振りだとしっかりとコースに決まります。
後は、練習試合の実戦が、週1回の先発でも8試合は最低できますので、下半身も安定すればストレートの制球は改善してくると思います。夏は初戦から少しずつ登板して調整してほしいですね。
相模と桐光の差は少し大きかったのですが、先発陣の安定と、ミスの無い緻密な野球の2点が改善されると、互角に勝負できると思います。宮田選手と田高選手、あと1年生投手が台頭して欲しいところです。個人的には安藤君の状態が気になります。打線のポテンシャルに関しては3校と互角だと思ってます。