2024年5月3日(金)横浜
高校野球春季神奈川大会
東海大相模(5-1)横浜
関東大会出場をかけた準決勝は東海大相模の勝利。内容的に完勝。総合力のポテンシャルは昨秋から神奈川筆頭で、冬を超えて投手陣が安定したことで完成度が増した。横浜は1年生を積極起用しながら終盤までは接戦に持ち込むも、9回に突き放されて力尽きる。
相模の先発藤田は、四死球を出すこともあったが要所を締める。奥村に適時打を打たれた以外は得点圏でも落ち着いた投球でメンタル面の成長を感じる。シングルOKの深い外野守備も奏功し長打を許さず、全体的に守備も安定。福田を完全に温存しての勝利なので、夏に向けて横浜は完全に追いかけるポジションへ。
横浜は1年生の織田が先発。過去2試合を完璧に抑えてきたが、横浜スタジアムのマウンドや独特の雰囲気でのプレッシャーもあったか、ボールが全体的に上ずっておりコントロールに苦労していた。とはいえ、空振りや三振も取れており織田のポテンシャルの高さを改めて感じたものの、相模のハイレベルな野手相手では一筋縄にはいかない。救援した同じ1年生の若杉は投げ慣れた横浜スタジアムで落ち着いた投球。相模相手でも好投できることを証明。中盤からは奥村を投入し、しっかりと抑え込んでゆくが9回に高めに浮いた球を被弾。昨秋同様、どうも藤田 とは相性が悪い。投手は全体的に悪くなく、寧ろポテンシャルがわかった試合。
打撃陣は拙攻が多く、と言うよりも藤田の投球が勝っていたので完敗。打撃のよい奥村が2安打と気を吐いた。ちなみに、適時打直後の初球に盗塁するあたり、奥村の野球センスを非常に感じた。期待の阿部も強い当たりは放つものの得点には繋がらず、昨夏の慶應戦に続いて大舞台で結果を残すまでには至っていない。椎木もしっかり2安打を放つもチャンスでは三振を喫する。上田も完璧に封じられて中軸が今日は機能できなかった。
ここまで打撃好調で勝ち上がってきたが、相模相手では通用しなかった結果に。投手陣も野手陣も総合力は確実に高く、夏は準決勝か決勝で戦う「相模1本」に標準を合わせることができるため、良き敗戦であったと感じる。心配なのは死球欠場した峯の状態。
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