9月23日(日)保土ヶ谷球場 (天候:晴れ)
ライバル対決となった準々決勝。日曜日の第一試合とあって、保土ヶ谷球場は朝の7時頃には長蛇の列。試合開始1時間前には内野席は満員となり外野開放。ゴールデンカードらしい注目の高さで試合が行われた。
戦前の予想通り、横浜は及川が先発し、東海大相模は複数投手による継投となった。現時点でのベストメンバーが揃い、要所の締まったハイレベルな試合は、及川投手が13奪三振2失点で完投勝利。2017年の春季大会でノックアウトされた相手を、今回は力でねじ伏せた結果となった。
試合は、後攻めとなった横浜が、敵失策を皮切りにタイムリーやダブルスチールと初回で3点を先制。中盤にストレートを狙われた及川が2点を返されるものの、内海・富田の中軸のタイムリーで加点。終盤の及川は四球でピンチを招きながらも、要所をスライダーで三振で交わす投球で逃げ切った。
試合後、東海大相模の門馬監督は、「7,8割がスライダーで、半分以上がボール。それを見極める経験がなかった。」と冷静に分析していたが、まさにボールが多く、投球のリズムが良いとは言えなかった。ストレートの四球や、追い込んで3-2になった後に明らかなボール球というシーンも多く、コントロールは相変わらずの課題。また、ストレートを狙われて3連打というシーンがあったように、球種が少ない分、的を絞られた時に脆い一面も。結果、スライダーの切れは相変わらず抜群なことと、相手バッターが四球狙いで見逃し三振したことで凌げたものの、安定感は今一つなので、準決勝に向けて調整を期待したい。
関東大会出場決定戦となる準決勝の相手は慶應義塾。桐光学園を早々に破り、Y校にも圧倒的な打力で快勝してきている。2週間の試合で今日の課題を修正して更にレベルの高い野球を見せて欲しい。
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