横浜高校:秋季大会初戦を快勝

2018年9月8日土曜日

2018

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2018高校野球秋季神奈川大会 横浜(14-0)三浦学苑 《2018年9月8日 保土ヶ谷球場》

甲子園で金足農業に敗戦してから3週間。横浜高校の新チーム初の公式戦となった秋季大会1回戦は、好投手を擁する三浦学苑と対戦。初回から打線が繋がり、12安打14得点。投げては、エースナンバーの及川(2年)が4回を無安打7奪三振に収め、5回コールド14-0にて初戦を快勝した。



注目のスタメンは以下の通り。

1番 小泉(8)
2番 庄子(5)
3番 度会(4)
4番 内海(3)
5番 富田(7)
6番 津田(6)
7番 大手(9)
8番 及川(1)
9番 山口(2)

大型打線ではなく、技巧派が揃っている印象。4番に座り「新主将」となった内海は打球スピードが別格で複数安打を放っていた。度会もチャンスで犠牲フライを放ち、あわや本塁打という大飛球の二塁打など結果を残しており、3番としても機能している。その他では、巧みなセーフティバントを決めた庄子や、センターフェンス直撃の二塁打を放った富田など、昨年とは異なる才能を複数確認することができた。

守備はノーエラーで危なげない。ただし、この日は4回まで投げた及川がノーヒット2四球7奪三振と球威で封じ込めたため、内野陣のクオリティを確認するには至らなかった。及川の投球は別途レポートするが、球威は十分でストレートで空振りがしっかり取れている。4回に連続四球を与えるあたりは反省点で、変化球でカウントを整えられるようにならないと上位との対戦では苦労する可能性がある。

コールドゲームとなったこの試合、5回裏には木下幹也(1年)が救援で登場。投球練習から高速球を投げ込んでおり会場は騒めき、1回を2三振と内野ゴロで完璧に抑えて試合終了。及川は求めるものが高いので別格としても、木下のスピードとコントロール、そして変化球でカウント優位に追い込む安定感が最大の収穫に感じた。コントロール抜群の黒須に本格派の木下が台頭し、さらには快速左腕の松本。投手陣は盤石になるかもしれない。

点差ほど打線の凄みは正直感じなかったが、投手陣が抑えて、あまり打ち上げない打線がしっかり加点する新チームの初陣、というのが試合全体の感想。明日以降、及川や木下の投球模様を詳細にレポートする。

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