横浜高校:四死球と失策絡みで花咲徳栄に敗戦

2023年10月22日日曜日

2023

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2023年10月21日(土)栃木

秋季関東大会

花咲徳栄(8-6)横浜


2018年夏の甲子園、花咲徳栄には野村や井上、横浜には万波や及川がおり、9回に猛追されつつ横浜が逃げ切った試合以来の公式戦対決。今回は、スコア逆転で花咲徳栄の勝利。


初回、花咲徳栄の4番石塚が豪快なホームランを放ち主導権を握る。直後、横浜の新チームらしく直ぐに反撃するも、その後は毎回のようにピンチを背負い、小刻みに加点されて逃げ切られる。総合力的には、ほぼ互角で、どちらのチームも絶対的なエースが育ち切っておらず、ミスを見逃さなかった花咲徳栄が僅かな差で勝利した印象。2回以降の「四死球」の差が、そのまま結果に結びついた感じ。ところで、石塚を故意四球で2回歩かせる判断は全然良いと思うが、結果として何れも失点に繋がっており、過度な警戒には感じた。5回のボテボテ内安打を見ても打ち取れなくはなかった。


横浜先発は予想通り奥村頼人。調子は分からないが、それなりに打たれつつも抑えるところは抑えており「奥村らしい」試合運び。味方の失策、不運なヒットなどあったものの、純粋に打たれて失点したのは初回の石塚のみ。花咲徳栄が相手でも十分通用している。安松は明らかに四球絡みで失点。球威は良いが、変化球が高めに浮くことが多く、ここが改善されるとガラッと変わるような期待も。青木朔真は失点しているものの、桐光戦と同様それなりに抑えている。球速表示では130キロ半ばのストレートで、コントロールを意識して抑えて投げているような印象はあり。9回先頭ストレートの四球は気を付けたい。


守備は、記録上のエラーに加えて、野選や併殺崩れなど、3失点は防げたので課題は明白。松本は慣れないファーストだったので、固定されればこの手のミスは無くなるはず。初回の峯のプレーも選抜のかかる関東初戦では致し方なし。度会も重要な試合で良くエラーしていた。むしろ、為永のサードが慣れてきたのと、奥村凌大の守備は非常に良い。


打線は良く打つ。結局ヒット数も花咲徳栄より多い。得点するときは集中打が出るのが、ここ数年の横浜と違うところだが、あと1本というより「あと1点」が取れないことが多く、勝つときも負ける時も僅差になっている。エンドランやスクイズもしっかり決まる。渕上の走力も証明済。代打で登場した松村と林はしっかりとタイムリーを放ち、劣勢時のベンチワークは機能していた。上田と井上も安打は放つのだが、フライアウトが多い印象があるのでこれが減ると更に加点できるはず。


春季大会に向けて伸びしろ十分。投手陣が安定すると、神奈川の私学3つとしっかり勝負できるはず。願わくば、宮田のような、安定感抜群の投手が1名育ってくれると全然違う。桐光の法橋は圧倒的ではないが安心して見てられる。秋の時点では「前田」や「山脇」は安定型を期待。そして、何とか木村と窪田が登場する姿を来春に観たい。




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